結果 10月 8th, 2019

Ultimate Fighting ArenaのDBFZ:WaWa選手が世界を揺るがす

「ドラゴンボール ファイターズ ワールドツアー」も半ばを過ぎた。これまでにデイトナビーチやメキシコ、さらにはマニラと、世界中で熱い闘いを繰り広げてきたツアーは、とうとうフランスのパリにやってきた──対決の舞台はフランスを代表するプレミア格闘ゲームトーナメント、Ultimate Fighting Arenaだ。

大型イベントスペースであるLes Docks de Parisを舞台に、Ultimate Fighting Arena 2019では5つの公式ツアー大会を含む、様々な格闘ゲームの大会が開催された。もちろん、その中にはDBFZワールドツアーの公式大会も含まれていた。今シーズンはここまで“GO1”こと岸田剛一選手が圧倒的な強さを見せており、そのあとにはREV Majorで優勝した“フェンりっち(Fenritti)”選手やThunderstruckで優勝した“Dekillsage”選手が続いている。だが、今年のツアーで目覚ましい活躍を披露しているのは彼らだけではない。

DBFZに集う若き才能たち

2019年のDBFZワールドツアーでは多くの若手選手が台頭している。今年のEVO(Evolution Championship Series)では弱冠9歳の“Tsuyoshi”選手が配信で視聴者の度肝を抜いた。Tsuyoshi選手は自身初の配信台での対戦でファンの期待を超える活躍を見せ、“Killmonger”選手を相手にキャラクターを1体も失わずに2-0で勝利を収めてみせた──しかし、ファンを沸かせている若手選手は他にもいる。

9月末に開催されたREV Majorでは、弱冠15歳の“たこ(Tako)”選手がウィナーズ側でトップ8に進出したことで注目を集めた。しかし、そこまで無敗で勝ち進んだたこ選手だったが、王者フェンりっち選手に敗れ、その後はルーザーズの準々決勝で立川(Tachikawa)選手に敗れた。とはいえ、彼の驚きの活躍にはコメンテーターのTyrantとDamascusも面食らって言葉を失ったほどだった。

話題をさらう“Wawa”選手

DBFZワールドツアーで注目を集めている十代の選手はもう一人いる。CEO 2019でのシーズン開幕前に、すでに2つの大型大会で優勝していたフランスの弱冠18歳の“Wawa”選手だ。4月にリヨンで開催された“The Mixup”と、5月に開催された“Stunfest”で優勝したことで彼はヨーロッパ中のファンに衝撃を与えていた。だがそもそも彼がその名を知らしめたのはDBFZではない。

Wawa選手は10歳のときに「THE KING OF FIGHTERS XIII」で名を上げてヨーロッパの格闘ゲーム界に衝撃を与えた。カンヌで開催されたWorld Game Cupのモロッコ対フランスの決勝戦でチームを勝利に導いたことで、彼は当時から格闘ゲーム界の神童として知られていた。そしてそれから数年の時を経た今回のUltimate Fighting Arena(UAF)で、彼はその名に恥じない活躍をみせてくれたのだ。

二人の若き天才が激突

UFAで注目を集めた若手選手はWawa選手だけではない。格闘ゲーム界で最強選手のひとりとして知られるアメリカの“SonicFox”ことDominique McLean選手は、若い頃から様々なゲームの大会で優勝している。弱冠21歳にして数々の優勝記録を誇るSonicFox選手は、EVO 2019とその直後のCeltic Throwdownで2位に入った勢いそのままに、10月のUFAでも素晴らしいスキルを披露してトップ8まで登り詰めた。

UFAで注目を集めた若手選手はWawa選手だけではない。格闘ゲーム界で最強選手のひとりとして知られるアメリカの“SonicFox”ことDominique McLean選手は、若い頃から様々なゲームの大会で優勝している。弱冠21歳にして数々の優勝記録を誇るSonicFox選手は、EVO 2019とその直後のCeltic Throwdownで2位に入った勢いそのままに、10月のUFAでも素晴らしいスキルを披露してトップ8まで登り詰めた。

SonicFox選手、惜敗を喫す

ウィナーズの準決勝でSonicFox選手をルーザーズブラケットに叩き落としたのは他ならぬWawa選手であり、会場の熱狂はまさに元気玉となってフランスの若きプロを後押しした。最終試合でWawa選手はキャラクターを1体も失うことなく最後の1体までSonicFox選手を追いつめると、孫悟飯(青年期)にプレイキャラクターを切り替えてアメリカの歴戦のプレイヤーにとどめを刺し、2-1で勝利を決めた。

ルーザーズに落ちたSonicFox選手は、ルーザーズの準々決勝でスペインの“Shankz”選手と対戦した。アメリカの英雄とスペインの最後の砦の戦いは激しい接戦となった。互いに1勝ずつ獲得し、最終試合は両者ともに最後のキャラクターまで追い込まれ、観客は戦いの行方を固唾を飲んで見守った。防戦に回ったSonic Fox選手は、相手が攻撃に出た際の隙をついてダメージを加えることを狙っていたようだったが、先に致命打を決めたのはShanks選手で、SonicFox選手をトーナメントから弾き出した。

フランス人同士のグランドファイナル

ウィナーズ側で勝ち進んだWawa選手はその後同郷のフランス人である“Kayne”選手と当たり、3-0で圧勝して、グランドファイナル進出を決めた。しかし、彼らの戦いはこれで終わらなかった。その後Kayne選手は、OBAssassin選手を下して勝ち上がってきたShanks選手に勝利し、ルーザーズ決勝に駒を進めた。ステージ際ではKayne選手の勝利にSonicFox選手や立川選手も称賛をおくっていた。素晴らしい巻き返しを見せたKayne選手は、これですでにウィナーズで対戦していたWawa選手と再び相まみえることとなり、グランドファイナルはフランス人同士の対決となった。

すでに一度対戦してWawa選手の戦略を把握していたKayne選手は、弱冠18歳のWawa選手から1試合を奪ったが、それでもWawa選手の勢いは収まらず、3-1の完勝でKayne選手を下してUFA王者の称号を獲得した。Wawa選手は今年ヨーロッパのDBFZの2つの大会で優勝していたが、このパリの天下一武道会での優勝により200ポイントを獲得したことで、グローバルランキングの5位に躍り出た。

次の闘いはSEAM 2019

Wawa選手が母国フランスにとって意義ある勝利を挙げ、DBFZワールドツアーランキングのトップ5には世界中の選手が名を連ねることとなり、Dekillsage選手とSonicFox選手がそれぞれ2位と3位につけた。GO1選手が圧倒的な差をつけてトップに君臨していることに変わりはないが、新たに浮上してきたチャレンジャーたちも大物食いを決める十分な実力があることを示した。次の天下一武道会で頂点に立つのは誰なのか?次回大会となるSEAMの開催まで、すでにあと一週間を切っている。